ロシアへの旅路② ~モスクワ大学~
前回からのつづき。
2006年のモスクワへの渡航中に滞在したのは、モスクワ大学の寮である。
滞在費は2週間分で406ドル(食費は別)。ロシアの通貨はルーブルであるはずなのに、なぜか支払いは米ドルだった。
正式名称、ロマノーソフ記念モスクワ国立総合大学
かつての東側世界における最高学府。通称MГУ(エム・ゲー・ウー)。
手前にあるのは、大学の創設者である18世紀の科学者ミハイル・ロマノーソフの像。
とにかくでかい。そして果てしなく広い。
本館中央の尖塔。秋晴れの空に映える。
モスクワ大学は、建築としては「スターリン様式」であり、その傑作と言われている。
スターリンが、エンパイア・ステート・ビルディングをはじめとしたニューヨークの摩天楼に対抗して作らせた。良くも悪くも、東西冷戦の影響下で生まれた建物である。
大学付属情報センター(図書館)
1枚目の写真を撮った位置から180度まわれ右をした方角にある付属図書館。大学の創立250周年を記念して建てられた。
聞くところによると、建設資金はプーチン大統領のポケットマネーから出たらしいが、真偽のほどは定かではない。
到着した時に撮影した夜景。
ライトアップは毎日ではないし、いきなり消えたりもする。