『図書館の大魔術師』考察ブログ

~しがないつぶやき【Z:sub】~

扇風機から異音、からの買い替え

ぼくは生来の暑がりで、気温が25度を超えると、自宅ではもう扇風機が手放せません。30度を超えようものなら冷房空間から出る気が失せるのは言うまでもありません。

 

ここ数日というもの気温がずいぶんと上がってきておりましたから、昼夜を問わず扇風機をフル稼働させていました。

 

一昨日の夜のことです。

 

入浴を済ませ、体を乾かすのと冷ますのに扇風機の電源を入れたものの、羽が一向に回り始めない。おや? と思いつつ、「弱」や「中」をいろいろ押しているうちに、ゆーっくりと、ほんとうにゆっくりと羽が回り始め、その場は事なきを得ました。

 

やれやれ、と思いつつ、前夜から読み始めて枕元においてあったマンガ(講談社『図書館の大魔術師』)を手に取り、寝そべりながら読んでいたところ、いつのまにか寝落ちしてしまいました。

 

眠っていたのは30分ほどだったのですが、ぼくは異様な物音で目を覚ましました。古い車がたてるキュルキュルというような甲高い音がするのです。

 

ぼくの住まいはパチンコ店の駐車場に挟まれていて、深夜でも車の音がすることもあるから、最初はそれだと思いました。ところが、車であれば時間が経てば遠ざかっていくはずの音が、一向に小さくならない。

 

そうこうするうちに今度はカラカラカラカラという音がし始め、さすがにここで目を開けました。異音の出どころはそばの扇風機でした。なんと言っても扇風機ですから、いきなり爆発するようなことは無かったでしょうが、モーターから火を吹くくらいはあり得そうだったので、さすがに怖くなって電源を切りました。

 

不審に眉根を寄せながら電源を再度入れてみたのですが、入浴後と同様にすぐに羽が回りません。一人で舌打ちをしているうちに羽が動き始めたのですが、やはりキュルキュル、カラカラと音がします。

 

思えばこの扇風機も、ずいぶん長く使っているので、そろそろ寿命であることは明らかでした。その証拠に、タイマー機能は数年前からすでに使い物にならなくなっておりました。一体いつから使っていたのかと少し興味が湧いてモーター部分を調べてみると、なんと製造は2009年。社会人になりたて、当時、埼玉県は熊谷市に住んでいたころに、たしか3000円くらいで買ったヤツです。

 

昭和の丈夫な家電ならいざしらず、とっくの昔に寿命が来ていたのでしょう。少し前から風量も弱くなっていたのにも気づかないふりをしていましたから。そこで、もはや言い訳はできないと家電量販店に向かいました。

そこで明らかになったのですが、市販の扇風機は使用年限が6〜10年に設定されているではありませんか。まるまる13年も、よく働いてくれたものです。昔の家電ってなんであんなに丈夫だったんでしょうね。

 

いろいろと見て回りましたが、結局そのお店で一番安い、山善の3000円弱のヤツを買い求めました。ホームセンターとかであればもう少し安いものもあったのかもしれませんが、まァ良いでしょう。いま、新入りのカレはぼくの右隣で快調に稼働しています。音も静かで結構なことです。

 

ぼくなんかは、扇風機というのは風が来さえすれば何でも良いのですが、近ごろは無駄に機能が増えているのか、風を送るだけの機械がどうしてあんなに高額になるのか、正直意味がわかりません。あと、サーキュレーターと扇風機で、なぜあんなにも値段に違いが出るのか、これも意味がわかりません。

 

さて、そんなことよりも、今回の件でぼくの胸中には暗雲が広がっています。扇風機をはじめ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジといった家電は、すべて13年前の熊谷時代に買い求めたものです。

 

いまのところどれも目立った不調はありませんが、ここから1、2年のうちに、立て続けに故障が起こるのではないか、不安でなりません。