『図書館の大魔術師』考察ブログ

~しがないつぶやき【Z:sub】~

2020-01-01から1年間の記事一覧

テストをかねて

全国どこの学習塾も同様でしょうが、ぼくが勤めている塾も例外ではなく、今年も冬期講習で忙しくしておりました。今年は年内29日まで、最後の2日間は両日とも個別指導80分を6コマ連続でした。20代の頃だったら、朝10時から夜10時まで、昼休憩の1時間だけで突…

ある質屋にて ~ダイヤモンドは永遠の輝き~

(前回からのつづき) めでたく質屋で店員のアルバイトをすることになったわけだが、最初はとにかく目がチカチカしてしようがなかった。宝飾品を販売する店だけあって、まず照明が明るいのである。ショーケースの中にも蛍光灯が仕込まれていたし、宝石・貴金属…

愛読書レポート ~『ハリー・ポッター』シリーズ(前編)~

■ 書誌情報 作者:J・K・ローリング 訳者:松岡祐子 版元:静山社(日本版権) 発行:1999年(邦訳版 第1巻) 『ハリー・ポッターと賢者の石』 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 …

ロシアへの旅路⑤ ~プーシキン美術館とトレチャコフ美術館~

前回からのつづき。 モスクワ大学での滞在中は、基本的にロシア語の勉強をする。 我々に教授してくれたのは外国語学部のイーガリという先生だった。午前中は外国語学部の専門棟へ行って、みんなで初級ロシア語の勉強である。ただし、イーガリは日本語を話す…

ある質屋にて ~バイト先は街の質屋さん~

大学生のアルバイトなどというのは、だいたい相場が決まっているものである。 お定まりの塾講師・家庭教師、コンビニやスーパーの店員、ファミレスや居酒屋での給仕や厨房スタッフ、パチンコ屋やゲームセンターといった遊興施設の係員、本屋の店員などなど。…

ロシアへの旅路④ ~ノボジェビッチ修道院~

前回からのつづき。 ノボジェビッチの墓地には、ロシアおよびソ連の著名人が数多く埋葬されている。 作家ではチェーホフやツルゲーネフ、作曲家のスクリャービンやショスタコーヴィチなどはその一例である。政治家ではグロムイコ元ソ連外相、モロトフ元ソ連…

ロシアへの旅路③ ~クレムリン~

前回からのつづき。 ロシアの政治の中枢、クレムリン。 外国語をカタカナ表記するのはあまり好みではないが、ロシア語での発音は“クリェームリ”のほうが近い。 大クレムリン宮殿 赤の広場とレーニン廟 ドーム天井の建物が大統領官邸。 大統領がいるときは国…

ロシアへの旅路② ~モスクワ大学~

前回からのつづき。 2006年のモスクワへの渡航中に滞在したのは、モスクワ大学の寮である。 滞在費は2週間分で406ドル(食費は別)。ロシアの通貨はルーブルであるはずなのに、なぜか支払いは米ドルだった。 正式名称、ロマノーソフ記念モスクワ国立総合大学 …

オーストラリアの魔女

十代のころ、オーストラリアで魔女を見た。 あまりにもな話だったので、当時の友人たちにはついぞ語ることはなかった。しかし、誰に何と言われようと、ぼくにとって譲れない事実である。 あれは魔女だった。 オーストラリアに降り立ったのは2003年、高校2年…

ロシアへの旅路① ~シェレメーチェボ空港~

大学生のときに、ロシアへ行った。モスクワに2週間の滞在で、あいだの週末を使ってサンクト・ペテルブルクも訪れた。2006年のことである。 学生はぼくを含めて4名、生涯学習講座でロシア語を受けている50代から60代の社会人が4名、それに大学のロシア語講座…

あのときぼくはモスクワにいた。

安倍総理が退陣するそうだ。ニュースを見ていて、ひとつの記憶が筆者の脳裏に去来した。 あらかじめ言っておきますと、このブログでは政権批判や政治評論を載せるつもりはありません。筆者は政治ジャーナリストのような専門家ではないし、筆者がそんなことを…